2026年夏、市場が「アールグレイ&タイム」を求める理由 ― 香り技術研究所が読み解く香りトレンド

暑さと湿度が厳しい2026年夏。市場では単なる「爽やかさ」だけではなく、「安心感」や「上質な落ち着き」を併せ持つ香りへの需要が高まっています。この市場の変化は、弊社香り技術研究所が昨年11月に発表した2026年香りトレンド「アールグレイ&タイム」が示した方向性を裏付けるものとなっています。本記事では、調香師の視点から2026年夏の市場動向と、売れる香りを生み出す香料の条件を解説します。

参考記事

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000219.000023783.html

2026年夏の香り市場で注目されるトレンド


2026年夏の市場を俯瞰すると、昨年11月に弊社が提唱した「アールグレイ&タイム」を構成する要素が、さまざまなカテゴリーで存在感を高めています。香りトレンドは、消費者の心理やライフスタイルの変化を敏感に映します。2026年夏、特に支持を集めているのは以下の要素です。

シトラスノート(特にベルガモット)

レモン、ベルガモット、マンダリン、セドラなど、地中海の柑橘を思わせる香り。なかでもベルガモットは今年の象徴的な香料の一つです。みずみずしく弾けるトップノートは、強い日差しの中で開放感と清涼感を与えてくれます。ホテルや化粧品、ライフスタイル商品など幅広い分野で採用が進み、2026年を象徴する香料の一つとなっています。

上品なティーノート(ソフトグルマン)

砂糖菓子のような重い甘さではなく、紅茶・穀物・ナッツを思わせる軽やかで知的な甘さ。親しみやすく、ストレスを和らげる「安心感」が評価されています。夏の慌ただしいシーンでも取り入れやすい点が魅力です。紅茶を思わせる上品な香調は、「静かな贅沢」や「知的な心地よさ」を求める2026年の価値観とも重なっています。

軽やかなウッディ+ハーバル

森林浴を思わせる落ち着きを保ちつつ、透明感のある軽いウッディノート。シトラスやティー、ハーブを組み合わせた透明感のある香調が、今年の主流となっています。

これらを総合すると、2026年夏のキーワードは「爽やかさ × 安心感 × 自然体」と言えます。

夏に売れる香料に求められる4つの条件


夏向け香りを開発する際、調香師が特に重視している条件は以下の通りです。

清涼感

シトラス、ハーブ、ミント、アクアティックノートなど、高温多湿の日本で心地よい涼しさを演出できる素材。

機能性

タイムやローズマリーなどのハーブ類は、抗菌・消臭効果も期待できます。空間芳香やボディケア製品に特に有効です。

ブランド親和性

ターゲットのライフスタイルやブランドの世界観に寄り添う香りであること。単なる爽やかさではなく、「そのブランドらしさ」を高める香りが求められます。

安全性と再現性

成分の安定性、規制対応、品質の一貫性は必須。特にホテルや公共施設、一流企業ではエビデンスに基づく開発が欠かせません。夏向けの香りを開発する際、選ぶべき香料にはいくつかの条件があります。

「アールグレイ&タイム」が市場トレンドと一致した理由


昨年11月に弊社香り技術研究所が2026年の香りトレンドとして提唱した「アールグレイ&タイム」は、2026年夏を迎えた現在、市場で支持を広げるシトラス、ティー、ハーバルノートを象徴する香りとなっています。

ベルガモットの洗練された柑橘の爽やかさ

紅茶の落ち着きと上品な余韻

タイムの清潔感とハーバルな機能性

この三要素が融合することで、「爽やかでありながら安心できる」香りを実現しています。弊社が多数の一流ホテル(JALエグゼクティブラウンジ、万平ホテル、飛鳥IIIなど)や企業で香り開発を手がける中で得た知見が、この予測の基盤となっています。市場で起きている変化を日々観察できることこそが、毎年香りトレンドを提唱できる最大の強みです。

ベルガモットの柑橘とハーブ、紅茶を合わせた夏の香りトレンドを表す静物写真

プロモツールの香り開発アプローチ


弊社の強みは、調香師の感性と科学の融合にあります。

香り技術研究所副所長でシニア調香師の渡辺武志は、数多くの主要プロジェクトを統括する日本トップクラスの調香師です。数千種類の香料の中から最適なものを選び抜き、フレグランスアナリストの成分分析(ガスクロマトグラフィー)と組み合わせることで、再現性・安全性・表現力の高い香りを生み出しています。

2026年トレンド「アールグレイ&タイム」が示す可能性


昨年11月に発表した「アールグレイ&タイム」は、2026年夏の市場を象徴する香りとなりつつあります。ベルガモットの爽やかさ、紅茶の落ち着き、タイムの清潔感という三つの要素は、今年市場が求める「爽やかさ」と「安心感」を体現する香調です。

この組み合わせは、夏に求められる条件を多く満たしています。ベルガモットのシトラス感が涼しさを、タイムのハーブ感が清潔感と機能性を、紅茶の余韻が落ち着きと安心感を生み出しています。「アールグレイ&タイム」は、単なるトレンドではありません。ホテルや住宅、オフィス、ライフスタイル商品など、多様なシーンで上質な空間体験を演出できる香調です。

プロモツールは、このトレンドを通じて新しい生活様式やブランド体験の創造を目指しています。夏のプロモーションや商品企画に活用する余地は大きいでしょう。

明るい自然光と緑に囲まれたホテルライクな空間で、夏の香りがもたらす清涼感と安心感を演出する様子

夏の香りで差別化を図るには


プロモツール香り技術研究所では、毎年香りトレンドを分析・発表し、その知見を商品開発や空間ブランディングに活用しています。トレンドを追いかけるだけではなく、企業とともに新たな香り体験を創造することが私たちの使命です。夏に売れる香りを企画する上で、重要なのは「清涼感」「安心感」「機能性」「ブランド親和性」「安全性」を同時に満たすポイントを押さえることです。

これらを実現するには、日本一の調香師による感性、ガスクロマトグラフィーによる科学的裏付け、そして一流企業・一流ホテルでの採用実績を持つパートナー選びが有効です。

プロモツールは、香りブランディングから空間デザイン、OEM香料の製造販売、香りグッズまで一貫して対応可能です。こうした市場の変化を受け、プロモツールでは2026年の香りトレンド「アールグレイ&タイム」を体現した香りグッズを順次発売してまいります。市場の変化を読み解き、香りという形で新たな価値を提案すること。それが私たち香り技術研究所の使命です。

プロモツール香り技術研究所では、毎年翌年の香りトレンドを発表しています。市場の変化を読み解くだけでなく、その香りを実際の商品や空間へと展開することで、新たなライフスタイルを提案しています。「アールグレイ&タイム」は、その象徴となる2026年の香りです。

2026年を象徴する香り「アールグレイ&タイム」が、多くの方に新しい香りの価値を届ける存在になることを願っています。

香りトレンドは、ブランドの未来を左右する重要な経営資産です。

夏の新商品やキャンペーンに香りを取り入れたい場合は、ぜひ一度、プロモツールへのお問い合わせをご検討ください。

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担当:営業部 松岡

執筆者のご紹介

横山 弘

プロモツール株式会社 香り技術研究所 所長 東北大学理学部化学科卒、元株…

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