ムスクとは?
ムスク、と聞いて何を連想されるでしょうか?
ムスキーな香水、ムスクの香りと普段使っていても一体何者なのかと思われる方も多いのではないでしょうか。
ムスクとは麝香鹿の雄の腹部にある香嚢から採れる分泌物を乾燥したものなのです。
昔から、香料や生薬として使われてきましたが現在ではワシントン条約によりその取引は禁止されています。
香料としては合成香料である合成ムスクが使用されています。
また、マスクメロンのマスクとは、麝香(MUSK)のような強い芳香を持つメロンの総称なのです。
ムスクの働き
ムスクの香りとはどんなでしょうか。
パウダリー、石鹸の香り、甘い、清潔感のある、などでしょうか。
ムスクは麝香鹿がメスを引き寄せるための性フェロモンの一種と考えられており、香りとしては重くラストまで香るので様々な香りのベースに使われています。
また、バラなどのフローラルな香りとの組み合わせは官能的な香りとなり高級感や荘厳な雰囲気にも使われるそうです。
世界の有名調香師たちには欠かせない香料となっています。
しかし、重厚でパウダリーなムスクを使った香水は、高温多湿な日本では時に重たく感じてしまうこともあります。