広島を代表する老舗企業として創業115周年を超えるヤマネホールディングス株式会社様は、「お客様一人ひとりの暮らしの豊かさをカタチにする」というブランドコンセプトを掲げ、長年にわたり高品質な住まいを提供されています。その中核事業である注文住宅を担う山根木材ホーム株式会社様をはじめ、高性能な住宅、日々の暮らしを彩る家具、そしてさらなる住みやすさを追求するリフォームまで、豊かな暮らしが永く続くための総合的な提案を継続してこられました。

創業115周年という大きな節目を迎え、新築・リフォームといったあらゆる住空間において「木がもたらす暮らしの豊かさ」というブランドイメージをより深く体感していただくべく、当社にご依頼をいただき、今回のプロジェクトが実現いたしました。

本プロジェクトでは、ヤマネホールディングス様が大切にされている木の魅力を多角的に伝えるため、当社の代表的な高級業務用アロマディフューザーである「セントFOREST II」を採用し、グループのアイデンティティを象徴するオリジナルの香りを導入いたしました。導入の目的は、単に空間を芳香させることではなく、住宅そのものが持つ質感や世界観を嗅覚から補完し、来場者のブランド体験をより深いものにすることにあります。

住宅・不動産をはじめ多種多様な業界で実績を持つプロモツールのセントテクノロジーは、企業の魅力を最大化するパートナーとして、ヤマネホールディングス様が目指す「見えないインテリア」による新たな体験価値の創出に貢献しています。このように、企業のビジョンに基づいた香りをコントロールすることで、空間の個性と物語性を際立たせ、満足度の向上やブランドへの深い信頼感へとつなげています。

ヤマネホールディングス様のブランドイメージに合わせて開発されたオリジナルの香りは、住宅そのものが持つ木材の香り調和し、その魅力を過不足なく引き立てることを目的として設計されました。ウッディノートを軸に、アンバーやスパイスを繊細に重ねることで、和の趣と神秘的な奥行きを感じさせる仕上がりとなっています。
この香りは空間や素材の質感を静かに際立たせる役割を担っており、決して主張しすぎることなく、来場者に信頼感と心地よさを伝えます。

当社の香り空間デザインにおいて最も重視しているのは、調香師が空間設計の中心に立ち、既製香料を当てはめるのではなく、空間の用途や素材特性を読み解いて一から設計することです。私たちは、香りの質と安全性の両立を調香師の責任として担保し、ヤマネホールディングス様の住空間に新たな物語と深いゆとりを与える体験をデザインしています。